Ubuntu&Emobile(D12LC)で始める朝もくもく
最近、一部で朝もくもくというのが流行っています(流行っているように見えます)。
もくもく(もくもく会)とは。
もくもく会とは喫茶店やカフェなどに集まって各自もくもくと勉強したり仕事したりする会です。家ではどうも仕事や勉強に集中できない、さぼってしまいがち…というフリーランスの人や学生の人におすすめです。
とはいえ、こちらに参加しているわけではないのですが。。
さらに、朝もくもくとは、朝早起きして、出勤前にカフェなどでもくもくしようというものなのです。
早起きに定評のあるm-takagiさんや、lllnorikolllさんが行ってたりします。
前々から作業する時間を確保するのに、早起きをしたいと思っていましたが、なかなかできなかったのですが、出来ない原因の外堀を埋めれば出きるのではないかと思ったりしました。
- 持ち運ぶノートPCが無い
- MacBookはあるが、重すぎて持ち運ぶ気にならないし
- カフェに入る習慣が無い
- コーヒー飲まないし、周りに知らない人がいる状態で集中できないし
- 早起きできない
- 帰るのも寝るのも遅いし
そんな時に
某IRCチャンネルに張られた id:yandodさんのエントリを見て、これだ!と思ったのでした。
この試みを始めるにあたって用意したのは下記の4つ。
- Eee PC s101
- E-Monster
- ノイズキャンセリングイヤホン
- iPod
- 早朝から開いている会社のそばの喫茶店
とりあえず、見た瞬間にノイズキャンセリングイヤホンをぽちりました。
iPodは、会社の先輩からもらった、shuffleがありますし、最悪PCから音を出してもいい。EMobileは、勉強会参加時に使えるようにとすでに持ってます。
会社の近くの喫茶店。喫茶店は会社の始業時間がそれほど早くないし、渋谷なのでいろいろありそうです。
残るはPC。
EeePCをぽちりたいところでしたが、そこはぐっとこらえて、まずは、家に帰って、最近使っていなかったLenovoのマシンを体重計にのっけてみました。約1.5kg。なんか、いけそうです。
ただ、WindowsXP上で作業するには、VMWareなどで、Linuxの環境が必要になり、マシンパワー的にかなり厳しいので(こいつを持ち運び用にしなくなった理由)、Linux系のOSを入れて持ち運び用にすることにしました。
入れるOSは、Linuxの最近のディストリビューションに詳しくないし、仕事やプライベートでもLinuxはCUI Onlyでしか入れたことがなかったので、何人かに聞いてみたところ、ほぼ全員がUbuntuという答えが帰ってきたので、入れるOSは Ubuntuにしました。
Ubuntuのインストール
まずは、何も考えずに UbuntuのインストールCDをMacで作成。MacOSXには、ディスクユーティリティというものがあり、思ったよりも簡単にisoファイルからCDを作れました。で、さぁインストールという時点で、ノートPCにCDドライブがないことに気づきましたw
外付けのCDドライブを探したが、どうやら実家にあるらしく、手元にありません。
次に、ネットワークインストールの方法を探したが、なんかいろいろ必要そうで、面倒くさいので却下。
外付けの空のHDDがあったのでそいつを使おうかと思ったのだが、おでかけ帰りに新宿のヨドバシに行ったら、USBメモリが思ったよりも安かったので 8Gのを買ってきて、インストールディスクにすることにしました。
参考にしたのは、こちらのサイト
- EeePC 901 UbuntuをUSBメモリからインストール|ラグジュアリー携帯&カスタム携帯
- 他「ubuntu usbブート」関連でぐぐったいろんなサイト
syslinuxというのがわからなく、そんなコマンドねーよとか思っていたのだが、落としてくればいいだけでした。
Macからのコマンドがわからなかったのだが、とりあえずMac上のVMWareに入れていたWindowsXPからコマンドを実行しました。
実際のインストールでは、インストール後になぜかディレクトリビューアが起動しないとか謎な現象が発生しましたが、再度インストールしなおすことで解決しました。
次にEMobile
かなり苦戦しました。
最初にぐぐっていた情報では、USBに指してから起動すればOKというものだったのですが、どうやら、D12LCは、それだけではダメなようです。
D12LCは、USBメモリとしての機能と、USBモデムの機能の2つがあり、普通に挿しただけでは、USBメモリとして認識されるため、切り替えが必要みたいでした。
最終的には、こちらのすばらしいエントリを参考にさせていただきました。このエントリにたどり着くまでの試行錯誤で数時間が。。。
UbuntuでEmobileのD21LCを利用する | Blog.37to.net
作業手順
- libusbをインストール
- usb_modeswitchをダウンロードして、コンパイル&インストール
- D12LC用の設定を追加してusb_modeswitchを実行
- GNOME pppをインストール
- GNOME pppを起動して設定
1.libusb
usb_modeswitchを入れるために必要なライブラリで、libusb-develが必要です
sudo apt-get install libusb-dev libusb-0.1-4
2.usb_modeswitch
以下から落としてきてインストール
Draisberghof - Software - USB_ModeSwitch
gcc -l usb -o usb_modeswitch usb_modeswitch.c make install
3.D12LC用の設定
以下の設定を追記
#######################################################
# Emobile D12LC
#DefaultVendor= 0x1c9e
DefaultProduct= 0x9101TargetVendor= 0x1c9e
TargetProduct= 0x9104MessageEndpoint=0x01
MessageContent="55534243123456788000000080000606f50402527000000000000000000000"
usb_modeswitchの実行
sudo modprobe usbserial vendor=0x1c9e product=0x9404 sudo usb_modeswitch
最初参考にしていた、こちらのサイトでは、sudoをつけていない例が載っていて、一般ユーザ権限で実行してしまっていてはまりました。
ページが見つかりません:@nifty
5.GNOME ppp起動
root権限で動かさなければならないというのがわからずに、またまたはまりました。(実行権限等を見直せば解決するのかもですが。。)
なので、プロンプトから以下のコマンドで実行しています。
sudo gnome-ppp
とりあえず、これで接続出来るようになりましたが、実はここでもはまりまくったことがありました。
Firefoxのブラウザリロードなどで、つながっているかを見てしまっていたのですが、なぜか、オフライン作業モードになってしまっていて、何回リロードしてもFirefoxがネットに接続していると認識してくれませんでした。
しかも、設定を変更して開き直してもオフラインモードに戻ってしまっています。
Emobileを後から挿した場合には、以下のコマンドを実行することで、USBモデムとして正しく認識されました。
sudo usb_modeswitch
今後
とりあえず、ネット環境が整ったので、朝もくもく出来るようになりました。
まだまだ設定変更したい箇所がいくつかあって、少しずついじっていこうと思います。
- EMobileを挿した後のコマンドをワンクリックにしたい
- もうちょっと時間がもつように何か対策をする
- 電源確保等 今日どのくらい電源が持ったか見てみたら1時間半だった
- Lenovo X60で、センターボタン+トラックポインタでスクロール出来るように
- 左Alt+Spaceで半角/全角の切り替えをしたい
- EMobile範囲外のためにdocomoの携帯でネット接続出来るようにしたい
ぐらいでしょうか。とりあえずblog書いて、ローカルでいろいろいじくるぐらいであれば支障なさそうです。
今回は渋谷のPRONTOに入ってみたのですが、周りの音がけっこう気になります。今日届くであろうノイズキャンセリングイヤホンに期待で、明日も早起き出来るように早めに寝ようと思います。